ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 |
ファミリーコンピュータ(ディスクシステム/ロムカセット)[FCD, FC] iアプリ[i] Wii バーチャルコンソール[VC] |
開発元 |
[FCD, FC]コナミ [i]コナミデジタルエンタテインメント |
発売元 |
[FCD, FC]コナミ [i, VC]コナミデジタルエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア |
[FCD]ディスクカード(両面) [FC]2Mbカセット |
発売日 |
[FCD]1988年4月22日 [FC]1993年2月16日 [i]2006年11月1日 [VC]2008年6月3日 |
『バイオミラクル ぼくってウパ』は、コナミから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームソフト。
概要[]
1988年4月22日にディスクシステム用として発売され、ディスクシステム衰退後の1993年2月16日にはロムカセット版が発売されている。ロムカセット版ではBGMが、ディスクシステムに搭載される拡張音源を除いたアレンジが行われ、初心者向けのイージーモードが追加された。2006年11月1日には、コナミデジタルエンタテインメントが提供する携帯電話向け有料サイト「コナミネットDX」にて、『コナミ名作シリーズ』の第8弾としてiアプリへ移植された(FOMA90xシリーズ以上)他、2008年6月3日にはWiiのバーチャルコンソールでも配信が開始された。
主人公はルアクーヨ王国の王子、赤ん坊のウパ(名前の由来は勇者ウパラートから)。魔王「ザイー」を倒してさらわれた赤ん坊たちを救出することが目的。
主人公も敵キャラクターも可愛らしいことが特徴だが、アクションゲームとしての難易度は高い。
システム[]
このゲームは『スーパーマリオブラザーズ』に似た形式のアクションゲームで、全部で7つのワールドから構成されており、各ワールド内には3つのエリアがある。通常の地上面の他、水中面や、ケーキやチーズの中に入って穴を掘りながら進んでいく面もある。スクロールの方向は横方向が多いが、縦スクロールの面もある。当時としては画期的な、引力・見た目ともに上下逆ステージ(4-2)、上から下にスクロールするステージ(7-1)が登場した。各ステージの最後に待ち受けるボスキャラクターを倒し(面によってはボスがいない場合もある)、宝箱(各ラウンドの3ステージ目のみ2つ出現)を開ければ面クリア。
主人公のウパは四つん這いで進んでいき、武器の「ガラ=スウォード」(ガラガラ)で敵を攻撃する。これで敵を叩くとその敵は風船のように膨らみ、宙に浮かぶ。膨らんだ敵キャラクターは体当たりで飛ばして他の敵キャラクターにぶつけたり、ウパがその敵キャラクターの上に乗って高い場所へ行くこともできる。ただし一定時間経つと膨らんだ敵は破裂する(そのときに上に乗っているとダメージを受ける)。敵を膨らますと100点、破裂後の地面落下でさらに100点が得られる。また、ウパの顔が描かれた赤いブロックを叩くとアイテムが出現し、それを取得することによってさまざまな効果が現れる。
ボスは通常の敵と違い膨らますことができず、ボスが口から吐き出すザコ敵を膨らませてぶつけることによってダメージを与える。3発(ワールド最後のボスは5発)敵をぶつければボスを倒せる。
残機制とライフ制を採用している。残機の初期状態は2、ライフの初期状態は2つだが最大5つまで増やすことができる。ライフは敵キャラクターや敵が吐き出す弾、自分が飛ばした敵、トゲトゲの障害物に触れたりすると1つずつ減っていき、0になると1ミス。穴に落ちたり、水中で溺れたり、残りタイムが0になったりした時も1ミスとなる。
ゲームオーバー時は、コンティニューは可能だが、セーブはできない。ただし、タイトル画面で隠しコマンド(コントローラの↑とA、コントローラの↓とBを押しながらセレクトボタンを押す)を入力することによって、開始する面を選択することができる(最終のワールド7は選択できない)。
基本操作[]
- スタートボタン…タイトル画面時に押すとゲームスタート、プレイ中に押すとゲームポーズ
- +コントロールボタン…ウパを上下左右に移動
- Aボタン…ウパがジャンプ。水中では上に浮く
- Bボタン…妖精から貰ったウパの武器、ガラ=スウォードを鳴らせる
ワールド[]
1ワールド×3面=21面という設定となっている。
- ワールド1 :SWEET WORLD(お菓子の世界)
- ワールド2 :VEGETABLE WORLD(野菜の世界)
- ワールド3 :ICE WORLD(氷の世界)
- ワールド4 :I・C WORLD(半導体の世界)
- ワールド5 :STATIONERY WORLD(文房具の世界)
- ワールド6 :MILKY WORLD(乳製品の世界)
- ワールド7 :MIRACLE CASTLE(おもちゃの城)
アイテム[]
ブロックにガラ=スウォードを振ると以下のアイテムが出現する。
- 1UP
- ブロック、各ワールド最後の宝箱などから出現するアイテム。後者は1/2の確率で取ることが出来る。
- 哺乳瓶
- ライフを1目盛り回復させる。また、敵を倒した時に出る場合もあり、その時は赤ちゃんのキャラクターが出たあとに哺乳瓶に変わる。
- ミルク
- 取るとライフが満タンになる。
- ハート
- ライフ枠が1目盛り増える。ライフ減の状態で取ると1つ増え+全回復になる。
- 砂時計
- 画面内の敵を5秒間止めるアイテム。
- なまずブロック
- このブロックを下に落とすと画面内の敵を一掃できる。1-3で出現。
- ベル
- 点滅しているベルで、取るとハイハイ状態から立ち上がった状態になり、一定時間無敵時間になる。この状態の時は移動スピードがアップする。ウパブロックからは滅多に出ない貴重なアイテム。
敵キャラクター[]
ザコキャラ[]
- とんとん
- トントン歩いて向かってくるイノシシ風のブタ。赤ブタは段差に出会うと引き返し、桃ブタ、水色ブタは段差を無視して進みそのまま落下する。
- からやん
- 黒いカラス。ピョンピョン飛び跳ねてくる。
- ころっと
- 歩いたり、跳ねたりするダルマ。標準の赤ころっとに対し、水色ころっとは上下に飛ぶタイプ、桃色は左または右下から襲ってくるように飛んでくる。
- もぐっちょ
- 1-2のケーキの中に住んでいるもぐら。
- たこたぱす
- タコ歩き。
- たぴっこ
- 上から落ちてやってくるピンクのタツノオトシゴ。赤色も存在する。2-2の水中面で登場。
- けろっぱ
- ぴょこぴょこ跳ねる赤いカエル。
- ふらっぴぃ
- 飛んでやってくる鳥。
- きゃっぱあ
- WORLD3で登場するカッパ風ペンギン。氷の上を滑る。
- ちょっきい
- カニ。
- ふろっきい
- ウパの頭の上にくると落ちてくる羽のついた風呂敷。ガラ=スウォードで振っても膨らまない。
- すねーくん
- 頭がコンセントになっている赤い色の蛇。
- チューウォーキー
- とことこ歩くピンク色のネズミ。
- バムペンシー
- ウパ目掛けて玉を投げてくる空飛ぶ鉛筆。WORLD5に登場。
- ちょろちゅー
- 6-2で登場するピンクのネズミ。黄緑色のちょろちゅーはチーズを食べてウパに向かってくるタイプ。
- ぞあら
- WORLD7で登場。空を飛びながらウパ目掛けて背中に背負っているおにぎりを投げてくるピンク象。
ボスキャラ[]
- かとりーぶ
- ピンク色の蚊取り線香ブタ。ころっと(赤)を口から吐く。
- ステージの最後の大半はこのボスであり、各1,2ステージは3発、3ステージは5発当てないと倒せない。
- のこばく
- ニョロニョロしながら襲う巨大ヘビ。2-3(火の玉)で初登場。
- 4-3では長い炎を吐き、7-3では炎の塊を飛ばしてくる。
- あざらしん
- 3-3に登場する黒いシルクハットを被った茶色いアザラシ。上から降ってくるころっと(水色)で5発当てないと倒せない。
- 滑っている時は水色ころっとでぶつけてもノーダメージのため、歩いている時にしか与えられない。
- たっぴぃ
- 息を吸い込んで子供のたぴっこを吐き出す。5発当てれば倒せる
- ザイー
- ミラクルキャッスル(WORLD7-3)のラストボス。7発当てないと倒せない。
他コナミ作品でのウパ[]
ウパは他のコナミゲームへも多数ゲスト出演している。これらの作品では妹の「ルパ」も一緒に登場することがある。
- ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城(ファミリーコンピュータ)
- 主人公であるロボット・リックルの変身キャラクターの1つとしてウパの形態が登場している。性能は本作に近い。
- パロディウスシリーズ
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- 極上パロディウス(スーパーファミコン版のみ)
- シューティングゲーム。スーパーファミコン版限定でウパ、及び妹のルパ(2Pキャラクター)が自機として登場する。また、アーケード版などの他機種も共通で、ケーキの中を掘り進むお菓子ステージが用意されている。
- 実況おしゃべりパロディウス(スーパーファミコン、プレイステーション、セガサターン)
- 前作に引き続き出演。装備の内容は『雷電』『達人王』などを意識した物となっている。プレイステーション・ポータブル版『パロディウス ポータブル』内の同作にも登場している。
- pop'n musicシリーズ(アーケード、プレイステーション2)
- 音楽ゲーム「BEMANIシリーズ」のひとつ。『pop'n music 9』にて、本作のBGMをMr.Tこと内田智之がアレンジした「ぼくってウパ?(ジャンル名:バイオミラクル)」が収録された。ウパも同曲の担当キャラクターとしてゲスト出演しており、プレイヤーキャラクターとしてもウパとルパ(2Pカラー)を使うことができる。アーケード版では『9』以降の作品にも引き続き収録されている。
- また、ルパは『ee'MALL 2nd avenue』で配信された『ツインビー』のアレンジ楽曲「Twin Bee 〜Generation X〜」の担当キャラクターになっていたことがあり、プレイステーション2版『pop'n music 13 カーニバル』にも収録されたが、『- 17 THE MOVIE』以降はツインビー自身が登場したため担当キャラクターではなくなった。
- コナミワイワイワールド(携帯電話アプリ版のみ)
- 2006年にiアプリ用に移植されたバージョンにて、版権上の問題から『グーニーズ』のマイキーの代理キャラクターとして、本作を意識したお菓子ステージと共に登場している。後にS!アプリ版やBREW版でも登場した。
- 実況パワフルプロ野球シリーズ・プロ野球スピリッツシリーズ
- パワプロ及びプロスピの応援歌作成モードにて見本の応援歌にメインテーマが収録されている。
外部リンク[]
- 携帯電話アプリ版 バイオミラクルぼくってウパ - コナミネットDX
- バーチャルコンソール バイオミラクル ぼくってウパ - 任天堂
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