ジャンル | ローグライクゲーム |
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対応機種 |
プレイステーション ゲームボーイカラー[GBC] |
開発元 | コナミ(→コナミデジタルエンタテインメント) |
発売元 | コナミ(→コナミデジタルエンタテインメント) |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
1997年11月13日[PS] 1999年8月5日 |
価格 |
5,800円[PS] 4,300円[GBC] (いずれも税抜き) |
『アザーライフ アザードリームス』(Other Life Azure Dreams)は、1997年11月13日にプレイステーション用としてコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたゲームソフト。ジャンルはダンジョンRPG(ローグライクゲーム)。攻略本によると、略称は「アザアザ」である。後にゲームボーイカラーに移植されたが、仕様は一部異なる。
概要[]
『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』などと同タイプのダンジョンRPG。メモリーカード用シールが付属している。
物語の舞台は、1つの町と、ダンジョンである1つの塔だけで、それ以外の町や隠しダンジョンなどは存在しない。主人公は、塔内で見付けた「魔物の卵」を孵化させることにより、味方モンスター「使い魔」を操ることができる。一度ダンジョンを出ると主人公のレベル・能力は初期化されるが、使い魔のレベルは継続される。
町には、人助け・施設建築・恋愛シミュレーションゲームのような女性キャラとの交際など、様々なイベントが用意されてはいるが、強制参加のイベントは一切ない。また仮にこれらのイベントをクリアしても、貴重なアイテムが貰えたり、塔の探索が有利になったりといった実用面でのメリットは殆どない。これは本作がその題名通り、「プレイヤーがゲーム内でもうひとつの人生を送る」というコンセプトに従って作られているからである。攻略本でも「何をしようとプレイヤーの自由」と明記されている。
本作にはストーリー上の結末も存在しない。塔の最上階でのイベントをクリアするとスタッフロールが流れるが、その翌日を舞台にゲームは再開される。
テンプレート:ネタバレ
ストーリー[]
砂漠の町・モンスバイア。ここには、「魔物の塔」と呼ばれる古代遺跡があった。数知れぬ魔物と財宝が眠るこの塔に、トレジャーハンター達は次々と挑んで行った。
ある時、町一番のハンターと呼ばれた男が、塔に入ったまま戻って来なかった。それから7年経ったいま、彼の残した息子は塔に入ることを許される年齢を迎える。果たして父の行方は?そして塔で待つものとは…。
主な登場人物[]
主人公とその家族[]
- コウ
- 主人公。名前は変更可能。この世界における男子の成人年齢である15歳を迎え、塔に入ることを許された少年。悪戯好きの女好きで、町中から顰蹙を買っていた「悪ガキ」だったが、早く塔に挑みたいという父譲りの冒険心を燃やしていた。
- ガイ
- コウの父。モンスバイア出身ではなく、遠くの町から旅をしてここに辿り着いたという。7年前に塔に入ったきり、戻って来なかった。当時27歳。町一番の魔物使い「ビーストマスター」と呼ばれており、現在でもその姿は町の大人達の記憶に焼きついている。幼少時代のコウに「男は女を大切にしなくてはならない」と教えている。
- 声・吉原丈二
- リース
- コウの母。33歳。夫と共にこの町にやってきた。ガイが行方不明になったあと、彼の残した使い魔を売り、コウとウェディを育ててきた。ゲーム中は彼女に話すことでセーブが行える。
- 声・岡本嘉子
- ウェディ
- コウの妹。7歳。ガイが行方不明になった時は母の腹の中にいたため、父の顔を知らない。口調は年齢の割に幼く、他人の語尾を真似したがる。ゲーム中では話しかけると魔物図鑑を見せてくれる。
- 声・渕崎ゆり子
- キューン
- コウが初めて塔に入ろうとする際に出会う魔物。人間並みの知能を持ち、言葉も話す。かつては優秀な魔物使いに飼われていたが、主人に死なれてからは喋れることを理由に人間に気味悪がられていたという。コウのことが気に入ったらしく、彼の使い魔になると言い出すが…。種族としての設定上では、かつてペット用に品種改良されたドラゴンとなっている。一人称は「おいら」。名前は変更可能。攻略本によると、家ではウェディに弄ばれているらしい。
- 声・渡辺久美子
恋愛イベントの攻略対象[]
全部で7人おり、それぞれ違った手順を踏むことで、恋人関係となることができる。なお、全員同時に攻略可能である。
最初からいるキャラ[]
ゲーム開始時点で、既に登場しているキャラ。全員コウと顔見知りである。
- ニコ・サウジー
- 15歳。コウの幼馴染で、隣家に住んでいる。幼い頃は泣き虫で、コウにいじめられていた。初恋の相手はガイであったらしい。父親と2人暮らしで、口調は荒っぽい。毎朝コウを手荒な方法で起こしに来る。かつてガイから遠くの町の話を聞かされており、砂埃だらけのモンスバイアを文化的な町にしようと考え、公園を作るための募金集めを行っている。「文化的」という言葉に並々ならぬ拘りを持っているが、彼女にとって他の町とはガイから聞いた話が全てであるため、話に出てこなかったものは文化的とは認識できないらしい。
- 声・折笠愛
- セルフィ・ロード
- 町一番の大金持ちであるロード家の娘。この世界における女性の成人年齢である16歳を迎え、塔で魔法使いとしての修行を行っている。魔法は得意だが格闘は苦手らしく、ザコモンスター相手にも苦戦していた。性格は高飛車で、町の人々を卑しい者と見下している。男の前では基本的に可愛い女を演じるが、コウのことは野蛮人扱いをしており、「たらこくちびる」と呼んでバカにしていた。しかしある出来事を切っ掛けに、彼を見る目が次第に変わり始める。なぜかザコモンスター「プルンパ」の卵を大事にしている。攻略本によると、塔の2階にある大木がお気に入りの場所らしい。
- 声・金月真美
- ファー・ゴッツ
- 15歳。大陸の西にある町の大商人の娘であったが、家を飛び出してモンスバイアにやってきた。万屋を経営しており、金にうるさい。口調は関西弁。好物はたこ焼きで、故郷では毎日食べていたという。気が強くお調子者でもあり、一度喋りだすと歯止めが利かなくなる。コウにはいつも憎まれ口を叩いていたが、塔に行くことで逞しくなっていく彼の変化に驚くようになる。
- 声・中友子
- パティ・パン
- 14歳。町のレストランの主人「コッペ・パン」の娘で、ウェイトレスとして働いている。自身も料理の修行をしており、「光エビフライ」という料理が得意。働き者で気立ても良いが、無銭飲食者には徹底して冷たく接する。
- 声・渕崎ゆり子 (ウェディと2役)
追加されるキャラ[]
特定のイベントによって登場するキャラ達で、最初はコウとの面識は無い。
- ミア・ミリア
- 13歳。「ユウキ・カツ」という作家の小説が好きで図書館に通っている。分厚い眼鏡をかけており、外すと殆ど何も見えなくなる。喋り方は非常にスローペース。人と会話しているうちにいつの間にか自分1人の世界に入っていることも。一見のんびり屋だが、本性は盗聴とストーキング好きで、かなり陰湿な性格である。
- 声・玉川紗己子
- チェリル・チャイルド
- 16歳。重い病気を患っており、一生ベッドで寝たままだと診断されていた少女。友達もおらず、「チャッピィ」というぬいぐるみを唯一の友と呼んでいた。いつも窓から外を見ており、この窓とベッドが自分の世界の全てだと語る。コウの行動次第で、2種類の道のどちらかを歩むことになる。攻略本によると母のナディアと2人暮らしで、父はいないという。
- 声・川村万梨阿
- ビビアン・メルカ
- 18歳。町の酒場に雇われた踊り子。大きな舞台で踊ることが夢で、かつてハルカの町を訪れたがそこの劇場は既に無くなっており、気を落としていた。踊ることを何よりも愛している。ギャンブル好きでもある。カナヅチ。
- 声・中山真奈美
その他の登場人物[]
- ゴーシュ・ロード
- 16歳。セルフィの双子の兄で、自称「モンスバイアの貴公子」。塔内で剣士としての修行を行っている。何かにつけてキザな言動を取り、理由は不明だがことあるごとにコウに嫌味を言い、妹に彼の悪口を吹き込んでいる。「美しい女性全ての味方」を名乗り、該当する女性には恭しく接するが、それ以外の女性は徹底的に見下す。このように性格はかなり悪いが、コウからは一応友人と見なされている。基本的にクールに振舞うが、コウが女性に好かれると絶叫して現実逃避を始める。
- 声・檜山修之
- ペン
- 15歳。大工のトンカ親方の弟子。細工物が得意で、いつか町に遊技場を建てたいと願っている。条件次第ではその夢を叶えてあげることもできるが、その途端町から姿を消し、登場しなくなる。
- バリー
- 18歳。武器屋の息子で、15歳の時に父親から店を任されるようになった。コウの悪戯の被害者でもあったが、次第に逞しくなっていく彼に同性愛的な感情を寄せるようになる。かなり太目だが体を動かすことは好き。
- フォン
- ファーと同じく大陸の西からやってきた人物で、眼鏡をかけた芸人。常にモミ手をしており、コウに演芸場の建設をねだってくる。叶えた場合はそこの支配人に勝手におさまる。
- ベルド
- 塔の31階で、突如コウの前に姿を現す謎の男。最強の魔導師を名乗り、最上階へ来るようにと告げるが…。
使い魔について[]
使い魔の能力[]
- 使い魔の融合
- 本作では魔物の塔に入るたびに主人公はレベルが初期化されるが、使い魔のレベルは維持されるため、如何にして使い魔を育成するかが攻略上重要な意味を持っている。使い魔の育成には通常のレベルアップの他、アイテムによるステータス上昇と、攻略が進む中で可能になる使い魔同士の『融合』という特殊なシステムがある。融合と言っても2種類の合成された魔物が生まれるわけではなく、母体となった魔物に他方が吸収されるという形になるが、能力などの引継ぎが行われる。
- 魔物の特徴・才能
- 魔物にはその見た目の魔物が持つ「特徴」と、融合しても引き継がれる「才能」がある。前者は、その見た目を持つ魔物ならば必ず持っており、例えばドラゴンならば「MP成長(レベルが上がるとMPも上昇する)」という特徴を持っているが、融合して別の魔物になると消滅してしまう。そして後者は、例えばアラクネの「腕力増強(攻撃力が2倍になる)」などの才能で、こちらは見た目が変わっても融合後の使い魔に残すことが可能になるため、上手く組み合わせることで非常に強力な使い魔を育てることが出来る。ただし、もともと持っている才能+1個しか才能は持てないため、どの魔物にどの才能を持たせるかを考察する必要がある。
- 使い魔の魔法
- 使い魔は基本的に魔法を一種類持っている。卵から孵した段階で魔法を覚えていなくても、魔法を覚えていない魔物同士を融合すると母体となった魔物の隠し魔法が出現するようになっている。魔法を覚えている魔物同士を融合させるとどちらの魔法も覚えている使い魔が誕生することになるが、2種類までしか魔法は覚えられず(それ以降は上書きされることになる)、その見た目の魔物が持っている魔法を忘れることは出来ない。
- 魔法は魔物が1レベルアップすると同じく1レベルアップするが、それぞれの魔法には元の『属性』が決まっており、魔物の属性が違っているとレベルが上がらなくなってしまう。また、魔物が元の属性以外になると『変魔法』として効果が変わる(攻撃系の場合は属性が変わるだけだが、補助系のものは例えばレベルを下げるものが攻撃力を下げるものに変わったりするなど変化が大きい)。その性質上、魔法を覚えさせてからレベルアップさせる必要があるため、相性や使い勝手を考える上でどの魔物にどの魔法を覚えさせて育成するかも非常に重要になってくる。
戦闘中の使い魔の役割[]
- 使い魔の役割
- 上述したように、使い魔は塔を出てもレベルが初期化されないため、特に装備品の強化が追いつかなくなりがちな塔の後半を攻略する上では非常に重要なパートナーとなる。単純に攻撃の手数を増やす他に、攻撃対象が増えることによるダメージの分散や特殊能力による冒険のサポートなど、その活躍の場は多岐に渡る。
- ただし、使い魔は行動をするたびにMPを消費し、それが尽きれば一切の行動が出来なくなってしまう。MPを回復させるためには特殊なアイテムも必要であるため、冒険全体を通してどのようにして運用していくかが攻略の鍵となる。
- 使い魔の戦闘中の行動
- 使い魔にはAIをこちらで設定することが出来、基本的にはそのAIに則った自動的な行動が行われる他、「命令」として次のターンに行う行動を直接こちらで指示することも出来る。使い魔が行う行動としては
- 直接魔法:魔法を直接対象にぶつける。ダメージを与えたり、回復したりなど。最もMPの消費が激しい。
- 協力魔法:主人公の攻撃に魔法を併せる。ダメージを上積みしたり、ステータス異常を与えたりするが属性の相性によってはダメージが減少することも。MPはあまり消費しない。
- 直接攻撃:側にいる魔物に直接攻撃を与える。基本的に一撃に付きMP1を消費。
- 特殊能力:各々の持っている特殊能力を行使。MP消費はピンキリだがかなり多い。
- などがあるが、完全にAI任せの場合、あまり賢くない動き方をすることも多いため、状況に応じて最善の行動を取らせる必要がある。
登場する魔物たち[]
本作に登場する魔物は、火・水・風の3つの属性のどれかに属している。火は風に、風は水に、水は火にそれぞれ強いという、3すくみの関係にある。☆マークが付いた魔物は味方専用、★マークは敵のみとなっている。
ちなみに、レベルも関係してくるため敵として登場する場合に強くても味方にしたときに強いとは限らない。ただし、各種のステータスを上昇させるアイテムを使ったり(使い魔の能力は塔を出ても下がらない)、魔物の融合したりすることで弱点を補ったり長所を伸ばして非常に強力な使い魔を育てることが出来る。
火属性の魔物たち[]
最も種類が多い属性。風属性に対して優位性を持つ。戦闘能力に優れた者が多く、魔法は攻撃を中心としている。
- キューン(☆)
- 品種改良されたドラゴンの一種。必ず最初に手に入る魔物で、1匹しか存在せず、売却も不可能。合成しても見た目が変わらない。火炎の攻撃魔法を身に付けており、MPも高いが防御力に甘さが見られる。「洗脳」されることはない。キャラクターとしてのキューンについては登場人物の項を参照。
- トロル
- 初期に登場する者はハンマーを装備しているが、中層階にはボウガンを装備した者や、刀を装備した者も登場する。味方の場合は、装備できる武器を別に手に入れれば交換可能。
- フレイム/イーフリート(☆)
- 鎧をまとった炎の魔者。魔法を使う敵としては、最初に出会う魔物。レベルが20になると「イーフリート」へと変化する。どちらもズーの吠え声が効かない。
- バルーン
- 肺の進化した風船のような器官を持つカエルに似た魔物。ピンチになると同じフロアの別の場所へとワープして逃げ、MPを使い果たして行動不能になる。味方の場合は次のフロアへワープする技が使えるが、レベルが低いと移動できない。
- ヴォルカノ
- 火山に住むと言われる魔物。障害物である岩を作り出してこちらの移動を制限したり、使い魔の攻撃を誘引したりする。
- グリフォン/グリニュート(☆)
- 4本足で翼を持つ魔物。強力な攻撃魔法を使う。通常攻撃も強い。味方にするとスーベニアの「盗む」を防げる。レベル20で「グリニュート」に変化。
- バロン
- 特定のフロアにしか出現せず、しかも出現率そのものも低いという所謂「レアモンスター」。アイテムを投げ付けると別のアイテムを吐き出すという能力があり、この方法でしか入手できないレアアイテムも多く存在する。HPがかなり高い。
- ガーディアン
- 太古から魔物の塔を守っている魔法生物の一種。魔物の餌であるアイテム「肉」を作り出せる。肉は魔物を誘導できる。
- ナップラス
- 硬い鱗を持った魔物。HP2倍の才能を持っており、敵として登場する魔物のうちHPが最も高い。眠ることで急速にHPを回復する。睡眠中に攻撃すると必ず目覚め、その場で反撃をしてくる。
- キラー
- 両腕に斧のような器官を持つ魔物。敵としては塔の中でトップクラスの攻撃力を持つが、防御力などは若干低い。味方の場合は意図的にクリティカルヒットを出させることもできるが、大量のMPを使用する。
- ベヒーモス
- 部屋の中を徘徊するという、特殊な移動パターンを持つ魔物。暴れだすと敵味方関係なく攻撃を加える。ステータスとしては同階層の者と比べると弱い。
- キッズ(☆)/ドラゴン
- 能力は全般的に高く、魔法も使う。味方としては「キッズ」として入手し、レベル20にするとドラゴンになる。敵の場合はドラゴンの姿でしか登場しない。金属製のアイテム(剣、盾、硬貨など)を食べることでMPを回復できる。
- グランモンス
- 魔物の塔の最上階付近にのみ生息する魔物。ガイ以外には見たものはいないとされていた。パラメーター的には最も高いが、特殊能力は一切ない。
水属性の魔物たち[]
火の攻撃魔法に耐性を持つ。こちらの初期の主力であるキューンが火属性であるため、結果的に強敵となる場合も多い。能力は数値的には低く、魔法は回復や防御力強化などサポート系のものが中心となる。
- プルンパ
- 最弱の魔物。特殊能力もなく、味方としても長所はない。卵はイベントでも入手できる。
- ブルーメ
- 植物と動物の中間のような魔物。敵を洗脳する能力がある。HPは高い。
- マネーバ
- 近くにあるものに擬態する単細胞の魔物。攻撃を受けると分裂する。また、見かけに寄らず防御力は比較的高い。中盤にはアイテムに成りすます者が、後半には他の魔物に擬態する者が登場する。分裂で誕生した個体はオリジナルより遥かに弱い。
- サブマリン
- 地中に潜ることができる魚に似た魔物。潜っている間は攻撃を受け付けず、近付くと必ず先制攻撃をしてくる。能力も同階層の者と比べると高い。味方の場合は、偵察に出すことでそのフロアのマップを完成させることができる。
- クラーケン
- 烏賊のような魔物。体が帯電しており、金属製の武器や素手で攻撃するとダメージを返される。比較的序盤に登場するが、水属性の魔物の中では攻撃力・防御力共に高い。
- ニュエル/バトニュエル(☆)
- 馬のような魔物。能力は平凡だが、回復魔法を使う。レベル20で「バトニュエル」に変化。草系のアイテムを与えると、MPを大きく回復できる。毒は無効。街に作られる競馬場では馬として使用される。
- アラクネ/アシュラ(☆)
- 蜘蛛のような姿をした魔物。攻撃力2倍の才能を持つため、攻撃力は高い。魔法も身に付けているが、敵の場合は使わない。レベル20で「アシュラ」となる。
- ヴァイパー
- 2足歩行の蛇のような魔物。通常攻撃と同時に、特殊な毒でこちらの攻撃力を下げて来るため、塔の後半を目指す場合には攻撃力を回復させるアイテムが必須になる。また、アイテムである卵を飲み込む特性もある。その場合は倒せば吐き出す。
- プルンパ(緑)(★)
- 首輪乗っ取り攻撃により、こちらの使い魔を封じる。それ以外は何もしてこない。HPだけは高い。味方にはできない。
- サスカッチ/サーベル(☆)
- 雪山に住むパワフルな魔物。レベル20で「サーベル」に変化。障害物を一撃で破壊する能力を持っている。魔法も覚えているが、敵の時は使わない。
- マンダラ
- 人間とは異なる文化を持つ魔物。体の模様は敵を混乱させる効果がある。
- グレイシャー
- 背中に氷の結晶のようなものを背負った魔物。塔の中に登場する水属性の敵としては最強だが、能力的には同階層のモンスターより数段劣る。氷の塊を作り出し、敵を弾き飛ばせる。
風属性の魔物たち[]
水属性に対しては強いが、火の攻撃に弱く、攻撃魔法の玉を使えばほぼ一撃で倒せる。魔法の効果は相手を金縛りにしたりレベルを下げたりと補助的なものが多い。
- ノイズ
- 音楽を扱う魔物。魔法を封印する能力があるが、主人公は魔法が使えないため直接の効果はない。
- サイクロン
- 一つ目の中に浮かぶ魔物。他の魔物と比べてMPの消費率が半分となっている。拒食症攻撃が可能で、拒食症になった魔物は一定時間アイテムを食べられなくなる。
- ナイトメア
- 鳥のような姿をした魔物。単体の能力自体はかなり低いが、敵を眠らせる能力を持っており、状況によっては危険になる。
- カゼキリ/デスゲイル(☆)
- 大きな鎌を持った魔物。攻撃力が登場するフロアにしては高く、敵のレベルを下げる魔法も使う。魔法レベルの成長率は、他の魔物の2倍となっている。レベル20で「デスゲイル」となる。
- ガルーダ
- 太古から魔物の塔を守っている魔法生物の一種。敵の魔物をさらい、同フロアのどこかにワープできる。
- スーベニア
- 物を盗む習慣のある魔物。1ターンで2回行動可能。敵のアイテムを1つ盗み、同フロアの別の場所にテレポートする能力がある。盗んだアイテムを持っている状態では、移動以外の行動はしない。倒せば取り戻せる。戦闘力自体は低い。
- ユニシャポー/ユニバーン(☆)
- 翼竜のような姿をした魔物。盲目魔法を使う。自身は盲目無効。レベル20で「ユニバーン」となる。
- ソイルシザー
- 前足にドリルに似た器官を持つ亀のような魔物。透明化が可能だが、透明になっていても攻撃は命中する。ただし、味方の場合だと透明化していても敵に普通に感知されてしまう。また、錆のトラップを無効にできる。
- マテリアル/メタル(☆)
- 金属の体を持った魔物。防御力2倍の才能を持つため防御力が高いが、HPは少々低め。金縛り魔法も使う。レベル20で「メタル」となる。
- スーベニア(水色)(★)
- 町のプールで依頼を引き受けると、25階に1体のみ出現。倒すとイベントアイテムを落とす。
- ズー
- ライオンの頭と翼を持つ合成生物の魔物。金縛り効果のある雄叫びを使う。味方の魔物に対してはAIを強制変更することも。自身は金縛りが通用しない。攻撃力も高いため、金縛りにされると危険。
- ゴーレム
- 太古から魔物の塔を守っている魔法生物の一種。風属性の魔物の中では最強。攻撃力、防御力ともに高い。1ターン消費することで発射する飛び道具「溜めパンチ」を持つ。
その他の魔物たち[]
- ハイキューン(☆)
- 1つだけしか手に入らない「究極の卵」から誕生する、最強の使い魔。その正体は塔の最上階に産卵・放置されたために高濃度の魔力を受け続けたキューンである。唯一の闇属性・闇魔法の使い手である魔物。能力は全てトップクラスであるが、合成すると必ず見た目が変わるためアイテム以外での強化は行えない。
- ナマケガエル
- バッドステータス「カエル化」を受けたキャラは、この姿に変化する。一定時間、移動以外の行動が一切できなくなる。ゲーム中に一度でも登場すると、魔物図鑑に登録される。
- ソイルクロー/タコプー/マリリン/マシュロム
- 特定のミニゲームをプレイすると図鑑に登録される。敵にも味方にもならない。
- 岩/氷
- ヴォルカノの特殊能力や、魔法によって生み出される障害物。データ上は「何もしない魔物」という扱いであり、攻撃してHPを0にすれば破壊できる。図鑑には載らない。
ゲームボーイカラー版[]
基本的な部分はPS版と同じだが、グラフィックが3Dから2Dになり、またPS版にあったボイス、ダンジョンでの高低差、斜め移動などの要素がなくなっている。恋愛・建設などのイベントも一部省略され、さらにキャラクターデザインもPS版から一部変更となっている。
一方でゲームボーイ版の追加要素として、魔物の塔の中でのイベントや魔物の数、制覇後の冒険の続きなどの面で増補されている。
関連項目[]
- TAO 〜魔物の塔と魔法の卵〜 - 本作の続編的内容のニンテンドーDS用ソフト
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